キャブ調整をしていたら、なんと拡張タンクから水がピューっと飛んでました(汗)
前々からおかしかったのですね。なんどか補修しています。
でも、再発。
そういえば、タンク自体もなんか膨らんでいるような気がする。
と言うわけで、徹底的にチェックすることにしました。
拡張タンクを外す
まずはタンクを外します。
クーラントを全部抜くのは面倒なので、タンクから伸びているホース2本をクランプします。
その後、タンクを外すのですが、タンクを留めているナットサイズ、9mmみたいです。
10mmだとゆるゆる、でも8mmでは入らない。
普通9mmって使わないのですけどね・・・・
拡張タンクのチェック⇒原因発見!
で、外してみてみると、明らかにおかしい。結構膨らんでいます。
原因発見!
このドレインパイプの詰まりです。ここが詰まっていると、圧力が抜けないのですね。だからタンクが膨れ、その結果亀裂がはいり、水が漏れてきていたわけ。
まずはドリルで穴を開けました。40年間の汚れの蓄積ですかね?
カルキとかそういうので詰まるのでしょうか?
こうなると、タンクの中も結構問題ありそうな気がします。
少なくとも、亀裂が入っていたわけだし。
表面の亀裂などはこの時点でハンダで補修しました。
拡張タンクの修正およびサンドブラスト
まずは、タンクの膨らみをたたいて戻し、サンドブラスト。
(サンドブラストですが、自作キャビネがいまいちだったので、今回は、人に頼みました。借りようと思ったのですが、なんとジモティで副業でやってくれる人を発見。1000円で作業してくれました。借りると最低でも3,000円。なのでなにかあったらまた頼もうかと思っています。)
サンドブラストしてほしくないところはマスキングテープで保護しています。
相当きれいになりました。
ファイバースコープで中を確認
まずは中身をチェック。ファイバースコープで覗いてみます。
結構さびてます(汗)
下の写真は少々ピンボケですが、タンクのつなぎ目部分です。やはりこういうところが錆びますね。また、錆は、下より上の方がひどいです。上部は空気層があるので、さびやすいのでしょうね。
錆取クリーナー
まずは錆取クリーナを使います。
モノタロウの製品。これ、結構安いです。
「花咲〇〇」とか有名なものと効果はそう変わらないそうです。
タンクの中だけではなく、全部漬けこむことにします。
外が錆びているのは、サンドブラストの後、時間が経ってしまったからです。
サンドブラスト後はすぐに処置しないと錆びやすいのですよね。
70℃くらいの水で10倍ほどに希釈して24時間以上漬け込みます。
すると、先ほどの錆もきれいに取れます。
中も結構きれいになりました。1回目では、上の方に錆が残っていたので、ひっくり返して、再度錆取を行いました。
タンクシーラー
さて、お次がタンクシーラーです。POR15の製品。(このPOR15。ブランド名なんですかね?普通、POR15と言うと、錆の表面とかに塗って、コーティングするやつを指すと思うのですが。)
タンクシーラは水分が中にあると失敗します。なので、コンプレッサーでしっかり水を飛ばし、さらにヒートガンで十分に乾かしました。
ホース取り付け部分はタンクシーラが漏れないように留めました。
タンク口の内側、ドレイン部分にタンクシーラが付くと、塞いでしまうので、ここはしっかりマスキング。
この状態で、タンクシーラーを流し込み、ぐるぐる回して内側にまんべんなくタンクシーラーを付けます。
タンクシーラは一度使ったら、残りは使えないと書いてあります。
蓋も缶切りで開けろと。。。
でも、普通のマイナスドライバ―で簡単に開きました。
ただしPOR15もそうですが、一度蓋を開けて、そのまま閉めると蓋が固着してしまいます。なので、それを避けるため、ラップを間に挟み込んで蓋を締めます。(こうすれば、少しはもちます。)
さて、タンクを十分に回したら、ホース部分のマスキングを外します。そこにたまっていると、ホース口をふさいでしまう可能性もあるからです。
また、錆は上部の方がひどかったので、さかさまにして乾かしました。
乾くには96時間ほどかかるそうな。4日間放置。
再度ファイバースコープで中身を確認!
目地部分にもしっかりとコーティングされています。
タンク口を内側から見たところ。きれいにシーリングされたようです。
漏れの確認
念には念を入れ、漏れを確認します。
ラジエータリークテスタがありましたので、これで圧力をかけて漏れてこないかを確認します。
これでもチェック。特に問題なし。
塗装
さて、塗装します。
適当なフックでぶら下げました。
また、ちょこっと錆が発生し始めていますが、そのまま塗装します。
今回は、錆の上からでも塗れる防錆塗料を塗ります。
取り付け
取り付けて、完了!