クーリングシステム一新のため、ウォータポンプを交換します。
オーバーヒート気味で、ラジエータのリコア。その他、ラジエータホースなども交換します。なので、次いでにウォータポンプを交換することにしました。
ウォータポンプはベアリング故障が良く言われます。なので、本来であればベアリングの入れ替えで良いとは思いますが、調べてみると328の方が改善されているとのこと。
なので、328用のウォータポンプに交換します。
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ポンプ交換なので当然冷却水を流しだす必要があります。
この写真はすでにポンプが見えてる状態。
308はタイベルカバーを外さないとポンプのボルトを緩められません。
タイベルカバーを外すには、エアコンコンプレッサーを外す必要があります。
なので、何かのついでにやる必要がありますね。
この作業を行うため、調べていると、ポンプ交換だけであれば、タイベルカバー外さなくてもできるとのこと。
その方法は・・・
ポンプ接続のホースを緩め、クリアランスを作る方法のようです。(ですが、後述しますが、ホースはめ直すのも一苦労なので、素直にカバー外した方が良いでしょうね。)
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ポンプ自体を外すのは簡単です。見えてるボルトナットを外すだけ。
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新旧比較。下が新しいものです。もともとついていたのは、フィンがプラスチック。それに対して新しいのは金属製です。
半月キー、ガスケットなどは新しいものにも付属品としてついていました。ちなみに購入先はSuperformance。
今回は、ラジエータホースを全部交換するので、ポンプのベース部分も外します。
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サーモスタットのカバーを外し、ポンプベースにつながっているホース2本を外します。
本来であれば、こちらのホースも交換した方がよさそうですが、これはいつでもできるので、今回後回しにすることにしました。
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ホースバンドを緩めます。緩める際、バンド締め付け部分がどこに位置していたか記録しておいた方が良いでしょう。締め付ける際にクリアランスがないので・・・
ホースを交換するつもりであれば、ホースを切っちゃった方が楽です。
上記でホースを緩めればポンプ外しやすくなると書きましたが、結構ホースは固着しているケースが多いです。なかなか外れないことも。なので、結果、切ってしまったものが多いです。
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外した後。まぁ、いつものことですが、外すのは簡単。はめるのは地獄です(笑)
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外したポンプベース。ガスケットは当然ですが、きれいにはがし、面をオイルストーンなどできれいにします。
この写真では見えないのですが、裏にゴムのOリングがはまります。
要は、エンジン本体とつながる部分はこのベースと密着する形となるわけです。
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ついでなので、きれいに掃除。
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先ほどのOリングが入るのは、この写真の上の方の穴の裏です。
内径 34.7Φmm、外径 41.7Φmm、線径 3.5mmの耐熱Oリングを使いました。
(実測は違うのですが、まぁ大丈夫かな??)
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よく見てみると、サーモスタットのカバーが欠けていました。おそらく、問題は無いと思いますが、補修することにします。
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なぜかホース接続部分も凸凹。何かで削れたんですかね?
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今回、これを使うことにしました。耐熱、耐水の優れものです。結構お高いですが・・・。
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穴部分をきれいに通すため、サイズの合うドリル刃を合わせています。
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剥離剤をしっかりと塗って、その周りを先ほどのパテで固めます。
完全に固まる前に、少しナイフで削っておくと、後の処理が楽です。
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こちらも同様にパテ盛り。
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ぱっと見わからないくらいまでなりました。
まぁ、このパーツ出ますが、お高いので、これで様子見。
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で、戻しの作業ですが、難航してます。
ホースがうまくはまらないのですね。
上側のホースは奥は固定されているので、比較的容易ですが、下側のホースは反対側もアルミのチューブなわけです。なので、押そうにも押せない・・・。
で、最後にうまくいったのが、次の方法です。
1)上のホースを奥にはめる(上の写真の通り)
2)ポンプベースの上の部分をホースに入れる。(ここまでは比較的容易)
3)ポンプベースでポンプを取り付けずにボルトだけで仮止めする。
→完全につけるのではなく、2~3cmくらい隙間を開けた状態。そのためポンプを取り付けるとボルトが届かないので、ポンプなしで仮止めするわけです。
4)下側のアルミチューブにホースをとりつけクランプで固定しておく。エンジン上部分を通す。
→あちこち引っかかる可能性ありますが、なんとか通ります。
5)下側のホースをポンプベースにはめる。
→取り付ける場合、押し付けないとホースがハマりません。なので、ポンプベースを仮止めしたわけです。
ホースがちょこっとでも入ればOKです。(先がとがっていないホースリムーバーなどで少し隙間をあけてあげれば入るかと。)
要ははめる作業は目の届くところでないと無理なので、手前側に寄せたわけです。
まぁ、この方法に至るまで、数時間試行錯誤しましたが(汗)
先がはいれば、あとはポンプベースを規定場所まで押し込めば良いです。
あらかじめシリコングリスとか塗っておいた方が良いでしょうね。
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サーモスタットを新しいものに替えます。ゴムのOリングが付いていますが、これはこのように取り付けます。(最初わからずに、???状態でしたが、元のサーモスタットと比較し、どう取り付けるかわかりました。)
まぁ、ポンプ交換程度であればそう難しくはないですね。
今回ホースまで外したので、かなり大仕事になってしまいました。
いつも思いますが、「外すのは簡単、はめるのは難しい。。」ですね。
こんばんは。Bizarrequeenです。
ウォーターポンプのベアリング故障も308では
よく起こりますね。
私も、高速道路で走行中、突然壊れましたが
グラグラのまま何とかベルトは回転してくれたので
2000回転以下で、極力トップギアで
何とか帰りました。
もちろん、こんな走り方はストレスが
めちゃくちゃ溜まるのは、皆さんお分かりかと。
ただ、よく、キャブがかぶらなかったです。
前オーナーも何度か経験したため
プーリーを軽合金で改造したらしく
そのおかげで、なんとか走行できたみたいです。
いずれにせよ、308オーナーとしては皆さん
ウォーターポンプは悩みの種だと思うのですが
328の部品を使うとは!!!
その発想は、まったく思いつきませんでした!
ちょうど、スペア用に購入を考えていたので
普通に取り付けできるのなら、
わざわざ壊れやすい308のパーツを使うのは
無駄ですね。
貴重な情報をありがとうございました。
Superformanceでいつも購入するのですが、すでに328と同じ部品になっているようです。
今回特にまだ問題は出ていなかったのですが、冷却回り一新するためポンプも交換することにしました。
本日このブログをお見掛けして少し読み返しました。
社外のウォーターポンプですね。
インペラーの形状が違うので、キャビテーションを起こしませんか?
フェラーリのウォーターポンプはアッセンブリー供給が無く、全てO/Hする様になっています。
オーバーヒートでお悩みの様ですが、ラジエターもノンオリジナルのコアですね。
これではオーバーヒートは解決しません。
フェラーリ純正のコアはフィン形状に特色が有り、これじゃないと冷えません。
BB等も同様で、いくらコア増しをしても結果は同じです。
健康なフェラーリは渋滞でプラグがかぶるとか、オーバーヒートするとかは有りません。
故障しているからの症状です。
キャブだからと言って低速からの息継ぎも有りません。
これはキャブレターのジェット選定を変更しないと解決しません。
EU、US仕様に関わらず日本の空気では薄過ぎる設定です。
素人さんには手に余る作業なので専門家にお任せする事をお勧めします。
DCNFのジェットはDCOEともIDAとも違うので所謂改造屋さんには有りません。
情報ありがとうございます。まぁ、DIY好きで人柱的にやっているところもあるので(苦笑)
どうしようもなくなったら専門店に行きます。(いつでも聞ける専門ショップは近場にあります。)
製造元(Nick Forza)にウォータポンプについて聞いてみました。
20年の実績があるそうです。そもそも4リッターの308エンジンも手掛けており、そのために開発されたもののようです。
いずれにしろ、水温は安定しました。
問題はラジエータ自身にあったという事になります。
まぁ、今は冬場なので、もう少し温かくならないとわからないこともあるとは思います。