自動車の輸入手配

建材の輸入はやったことあるのですが、自動車の輸入は初めて。
まぁ、同じようなものかな?と思ったのが甘かった!(苦笑)


輸入ですが、米国側のシッパーを使うことにしました。
このBeverly Hills Car Clubと提携しているのですかね?
Direct Express社というところです。

ここが提示した価格はPort to Port。要は日本の港までは運ぶよ~と言うことです。
なので、そこから先は自分でやらなければなりません。

自動車輸入専門業者を使うことも考えましたが、結構高いです。
JETROとかにも聞きましたが、いまいち役に立ちそうもない(苦笑)

http://www.pickups.co.jp/kojinyunyu.htm
https://minkara.carview.co.jp/smart/summary/1834/
当たりが参考になります。

そうこうしていると、あることに気が付きました。

「ガス検査」

要は輸入する車はガス検査を受ける必要があるんです。(それ以外にも輸入関係書類があります。型式情報を詳細に書く必要があります。)
排ガス規制クリアしているかと言うことですね。

これ1976年以前であればいらないのですが、それ以降だと必須。
この検査は車検の排ガス検査の比ではないです。

これをクリアするには2つ方法があります。
1)まともに受験する。
こうなると下手すれば100万円単位かかることも。
2)ガス検査レポートを持っている人に売ってもらう。

最初1)を考えていました。というのも今回のFerrari308は米国仕様。
その当時最も厳しいと言われていた排ガス規制にクリアさせた車だからです。
ですが・・・さすがに40年経っています。
触媒は溶けて?無くなっているケースもあるそうな。
そのままではまず通らないと言うことだそうです。
通すためには、触媒を付け直す必要がある。
調べてみると、たいてい3元触媒を2in1(2個つなげて)ワンオフで作り、通しているようです。

2)はどういうことかと言うと、業者が自動車を輸入する際、1台ずつ検査していては大変。
なので、1台通すと9台分は型式認定だけでOKとする方法です。
ただし、これを行うには同じ業者である必要があります。

ただ、調べてみると、最近ではレポートだけ売るのでは儲からないので、予備検査とか一緒にしているケースが多いようです。

まずはこのガスレポを持っているところを探さなければなりません。

あらゆる手段を使い、あちこち電話、メールを送りまくりました。

そもそも無いこともあるわけです。
全国中から探す必要があります。

で、ようやく見つかったのが、TWINSさん。
http://twinscar.jp/gas_report/gas_report_europe.php
話をすると、結構親身に相談に乗ってくれます。

ガス検査はこれでOK・・・かな?

次に足りないのが何か?
港まで来ますので、そのコンテナを降ろし、荷物を出して、通関するという作業です。
デバン業者というようですね。

とにかく詳しいことわからないので調べながら作業していきます。

TWINSさんにも聞きましたが、今知り合いでFerrariを扱ってくれるところが無いそうな。
要は、高い車だと嫌がるそうです。傷つけたりするとやっかいだから?

で、これもあちこち探しまわり・・・・
やっと見つけました。E社としておきます。(名前だしたらダメだそうで・・・)

こちらもすごく親身になってくれるので助かります。
(後に彼らのおかげでトラブルなく通関までできました。)

聞いてみると、到着港は「横浜」の方が良いそうです。
車は結構ここに運ばれるとか。
大井だとかなり混雑するとのこと。
また、横浜でも2か所あるので、どちらになるかわからないと言うのもあるそうです。
他の業者でも場所が変わるとコストが変わると言われました。

このE社は木更津にヤードがあるので、横浜→木更津までドレージ(コンテナをトラックで運ぶこと)してそこで通関するようです。
今回通関までお願いすることにしました。

ここで重要なのが自動車通関証明書。
これが無ければ国内登録できません。

この時の輸入車の名義が重要です。
要はガス検査を通す業者でなければなりません。
そりゃ、そうですね。その業者が輸入した立て付けになってるわけですから。

この方法も2つあります。
1)通関前譲渡をする。
要は、通関する前に、持ち主を変えると言うこと。
2)最初からConsigneeをその業者にする。

今回は、手続きを簡単にするため、2)を採用。
TWINSさんが輸入すると言う立て付けにします。
まぁ、TWINSさんを通して購入した、というようなものですね。

ただし、ここで注意点があります。TWINSさんが輸入したという事にするという事は、TWINSさんのモノという事です。これだと最悪持ち逃げされる可能性も0ではないです。
なので、名義変更の書類を先に作っておき、TWINSさんに実印を押してもらいました。
疑っているわけではないですが、念には念を入れて、ということで。

これで全部揃いました!

後の手順は
Delivery Notice→D/O受け取りというのがあります。

車のキーは車につけて送るとのことでした。
オーナーマニュアルなどは事前に送ってもらいました。

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