エンジンオイル漏れがかなりひどくなってきたので、修理をすることにしました。
最初は無かったのですが、走るとその後、車の下からポタポタとオイルが漏れ始めました。停めているときは止まっているようです。ですが、そのせいで駐車場の床はオイルでシミだらけ。漏れている量は、1回200kmくらい走って、500ccという感じでしょうか?オイル漏れ止め剤とか入れましたが、あまり効果はない。まずは、場所の特定からしなければ・・・。
右後ろのタイヤを外し、エンジンをかけます。すると、それだけでもしばらくすると垂れてくる様子が。追いかけていくと、どうやらカムプーリードライブシャフトがどうも怪しい。フェラーリはタイミングベルトでカムを回すのですが、それをドライブするシャフト、クランクシャフトのすぐ上の2本のシャフトです。
まず、このあたりをきれいに拭きあげて、エンジンをかける。
じわーっとエンジンオイルが垂れてくるのが目視出来ました。
カム側はカバーがあってわかりません。ですが、まずはこの辺のオイルシール交換が必須と言うことです。
で、この作業なんですが、ほぼタイミングベルト交換と同じような手順です。
・クーラント抜き
・エコンコンプレッサー外し(横にどける)
・オルタネータの留めているネジを緩める。
・ベルト(エアコンベルト、オルタネータベルト)を外す。。。
・エンジン横カバーを外す・・・
と言うような手順です。正直躊躇しますね・・・・
それに今回はエンジンオイルも抜く必要あります。
まずは念のためバッテリーを外します。
まずはクーラント抜き。エンジン下にあるコックから抜きます。エバンスに交換しているので、捨てるわけにはいきません!丁寧に抜いて保管します。
続いてオイル抜き。オイル漏れ剤とかいれたせいか、ちょっと粘度が高い様子。まぁ、時間もあるのでじっくり抜き切ります。
クーラントが抜けたら、パイプを外します。要はこのパイプが邪魔なんでクーラント抜かなきゃならないわけで。このパイプがなかなか抜けない。
で、パイプ側ですが、この状態でもまだまだクーラントが出てくるんですね。気圧の問題でしょうか?なので、ビニールとかでくるんで漏れないように手当をします。(まぁ、フロント側から抜けばもっと抜けるんですが・・・)
抜けた量は約10リットルくらい。本来はもっと入るのでまだまだ残っている。これが何らかの原因で出てくるんでしょうね。
さて、前回はエアコンガスがなかったのでコンプレッサーを外せたのですが、今回はガスが入っていますので、外せません。でも、どうやらガソリンタンクの外側に回せば大丈夫そう。ということで、この部分のチューブを外します。念のため、どのチューブがどこにはまるかわかるように白いマジックで印を付けました。(この部品、ガソリンの気化?関係のものらしいのですが?いずれにしろ錆びてる。POR15で後で補修します。)
コンプレッサーには2本ケーブルがあります。この緑のケーブル。こちらはカプラーがあるので簡単に外れる。
もう1本はこの黒いケーブル。こちらはオイルゲージ固定のネジで留まっています。これ、面倒なので、こちらも緑ケーブル同様に後でカプラーを入れることにします。
コンプレッサーの下側のナットを外していきます。既に外れていますが、ベルトテンショナーを外した後の写真です。
正直なところ、この辺の手順、結構悩みます。
というのも、オルタネータベルトの方が前にあるから。でもオルタネータベルトを緩めるには、コンプレッサーの向こう側、奥に手を突っ込む必要があります。コンプレッサー外してしまった方が楽そうに見えるのですが・・・
(これ、先にオルタネータ緩めた方が良いかもしれません。次回からはそうするかな。。。 念のためにメモ!)
コンプレッサー下ステーを外しますが、それを固定しているスタッドボルトがコンプレッサーを動かすときに邪魔なので、抜きます。この写真ではダブルナット方式で抜いています。この後、上側ステーのナットを外します。この場合、シムが入っていることがあるので要注意。不用意にやると落ちます!
これで抜けるはずなのですが、今回はエアコンホースがついているせいか抜けません!
仕方ないので、ウォーターポンプのプーリーを外します。でも抜けない・・・・クリアランスがありません。海外サイトとか見ていると、これで動くようなことが書いてあるのですが、謎・・・
で、いろいろ調べると発見!
コンプレッサーのホースがエアダクトの下あたりで結束されています。このせいでコンプレッサーが動かないわけ。なので、この結束バンドを切ります。
って、簡単そうに見えますが、これ相当奥にあります。長いニッパーとかあれば一発なんでしょうが・・・。手持ちの工具を駆使してなんとかカット。(1時間くらいかかる。。)
今回、これに気が付くのが遅かったので、先にクランクプーリーを外す羽目になりました。
クランクプーリー外す前に上死点?を出す必要があります。
オイル注入口での確認と、フライホイールでの確認です。
まぁ、今回はベルト位置をきちんと記録するつもりなので、ある程度適当。。。
この後、ベルトとプーリーの位置関係をマークしておきます。
この時点で、ギアを5速に入れ、かつハンドブレーキかけます。これで動かなくなるかと。
クランクシャフトプーリーを抜きます。これ、エアインパクトが必要ですね。こういうのはインパクトの方が絶対に良いです。手で回すとクランクが回ってしまうこともあるから。インパクトで叩きつければ、慣性の法則で動かない。
抜くには、プーラーが必要ですね。
結構オイルで汚れています。クランクシャフトオイルシールも怪しいのかも。。
とりあえず、ここまで外れました。
ベルトとプーリーにしっかりマークがあるのがわかると思います。