リアフードを開けようとレバーを操作したら、なにやらガタガタしてる?
グラグラ?
おおよその整備が終わり、エンジンフードを一度閉めて、開けようとしたら、なんかグラグラしてます。
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こいつですね。
良く見てみると、周りのプラスチックの縁がバラバラになってます。
このせいで、うまく固定されていないようです。
ばらし方
この部品は単にネジ1本でフレームにとめられています。
なので、ネジ外せば取れるはずですが・・・
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レバーにつながっているワイヤーがあるので、外せません。
まぁ、このネジを取れば外せるとは思いますが、これやると、ワイヤーに余裕がないので、はめるのは至難の業かと。
なので、
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フードのラッチ側のワイヤーを緩めます。
このネジ2本外します。
(注意:このネジを留めているナットは動きます。なので、はめ直すときはちょっと苦労するかも・・・)
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ワイヤーはこのイモネジのついているスリーブで留まっているのですね。
すぐに戻せるように、ホワイトのペンでマーキングしておきます。
左右ありますので、両方とも緩めます。
ここまでやれば、ワイヤーが緩みますので、簡単に先ほどのナットを外し、ワイヤー取り外せます。
破損状況確認
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上部部分が完全に欠けています。おそらくこの部分が無いと、ぐらついてしまうのでしょうね。かなり負担がかかる場所だと思います。
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下側もこんな感じにクラック入ってます。
これだと、買った方がよさそうな気もしますが、Superformanceで調べると£150ほどするんですね。結構高い。
と言うわけで、補修することにします。
補修作業
補修にはプラリペアを使います。
これ、プラスチック補修にはこれ以上の製品は無いと思います。
修復すると、ほぼオリジナルの強度を得ることできます。接着剤の比ではないですね。
実際、前に接着剤で修理していたのですが、このようにものの見事にバラバラになってしまってます。
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今回補修する場所は、「縁」部分。なので、その「縁」をきちんと作るために、ガイドを作りました。
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マスキングテープでカバーし、こんな感じではめ込みます。
後は、この欠けた部分をプラリペアで埋めていくわけです。
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プラリペアはニードルで団子を作り、それを盛っていきます。
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やすりで削っては足りないところを盛っていきました。
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やすり掛け、水研ぎなどをしていくと、こんな感じに。
ほぼ補修場所がわからない程度まで行きます。
プラリペアは30分ほどすれば、十分な強度が出るので、作業性は良いですね。
ただ、すごい臭いがしますが(苦笑)
割れた部分にもプラリペアを流し込みます。
取り付け
後は逆の手順で取り付けです。
ですが、冒頭に書いてあるように、ラッチのナットは固定されていません。指を中に入れて、ナットを固定させながら、ネジを入れていきます。ナット(正確には板に2つネジ穴が開いているもの)は片側ネジが入れば、もう片側はなんとか入れられると思います。
ただ、ちょっと面倒ですね。
スリーブを元の場所に戻します。イモネジは緩まないようにしっかりと止め直します。
これが緩んで外れると、フード開けられらくなりますので・・・。
一度手でロックをかけてみて、レバーでロックが解除されることを確認。
さて、調整ですが、軽くネジを締めた状態で一度フードを下げます。こうすれば左右はほぼ合うはず。
あとは締める際に上にできるだけ上げた状態で締めた方がよさそうです。
(下側に固定されると、フードを閉めても、うまくロックがかからないことあります。)