キャブレター調整 メモ

キャブを再調整したので、そのメモです。

前回キャブ調整の記事はこちらになります。
それに加えて、再度行った際のメモを書いておきます。
もし、間違っていたりしたら、指摘いただけると嬉しいです。

準備

全体に関係しますが、アイドル調整のネジは完全に開放しておく必要があります。隙間ゲージとかでしっかり隙間があいているのを確認するのがよさそうです。

エンジンの回転はスロットルケーブルのネジ(エンジン入り口部分にあるもの)で調整。これ、緩める方向に動かすとケーブルを引っ張る=エンジン回転が上がる、となります。結構逆に動かしてしまうので、要注意。

プラグは熱価の高いもの=焼け型を使う。やってる最中にかぶったり、カーボンが付いたりしたら、正しく設定できないから。調整後にプラグの焼け具合を見て、適切なものに交換。

アイドルミクスチャースクリューを2回転半くらい回しておく。要は、エンジンが失火せずに爆発する状態にしておくという事。

同調

1500rpmくらいの回転で、シンクロナイザーを使いますがあまり回転数が高いと、数値が10近くまで行ってしまい、差異が良くわからないこともあります。
なので、エンジン回転数を落として再度チェックすると良いと思います。

アイドリング調整

同調が終わったら、一度900rpmほどにするのですが、この際、前後のアイドリング調整ネジで同じように保持するように調整します。

そのため、ワイヤーだけで900rpm近辺まで落とし、前後両方のアイドル調整ネジのクリアランスを隙間ゲージで0.15mmほどになるように調整しました。こうしておけば同じ隙間になるはず。そこから同じ回転数だけ締めこみます。

その後、ワイヤーをさらに緩めます。
アイドルミクスチャーの調整をしていくと、アイドリング回転数が上がっていきます。ワイヤーが緩んでいないと、アイドル調整ネジを緩めても回転数が落ちなくなるからです。

アイドルミクスチャー調整

これですが、最初はGunsonのColor Tuneを使おうと考えていました。
ですが、毎回プラグ交換するのも面倒・・・・。
なので、回転数で確認することにしました。

最初アイドルミクスチャースクリューを2回転半ほど開けますが、この理由は開けないと、点火しないからなんですね。
まぁ、この状態ではくしゃみしたりと安定はしていません。

ここから1気筒ずつ調整していくわけですが、次の手順が最もやりやすかったです。(まぁ、これで良いのかどうかは不明ですが 汗)

  • 回転計を取り付ける。
  • 回転数を900rpmにする。
  • 一度、スクリューを締めこみ、回転数が落ちるのを確認する。(完全に閉めると、失火します。緩めていくと、点火開始します。エンジン音の変化ですぐにわかります。)
  • その後、半回転ずつ手早く緩める。
  • こうすると、エンジン音だけでも回転数が速くなるのが直ぐにわかります。(今まで、じわじわやっていたので、なかなかわからなかったという事。)
  • ある程度緩めると、回転数が変わらない⇒落ち始めるところがわかります。
  • その時点から少し戻したところでとりあえず終了。⇒車検通すのであれば、回転上がった瞬間で止めた方がよさそうです。要は薄目設定という事。
  • 良くわからなかったら、再度締めこんでやり直し。
  • 調整すると回転数が相当上がってくるので、アイドリング調整ネジを緩めて回転数を再び900rpmへ。この際、前後キャブのネジ回転角度を同じにするようにします。⇒要は両方を同じにするという事。
  • 念のため、スロットルワイヤーが緩んでいるのを確認。ゆるみが足りないと思ったら、さらに緩める。
  • 次の気筒へ。
  • もしかしたら、2巡した方が良いかもしれない。(最初の方の気筒は全体が安定していない状態で調整しているため。)

スクリュー回転数が多くなりすぎる場合は、アイドルジェットの番手を大きくする必要があるとのことです。規定は55でしたが、60に変えました。

この方法であれば、結構調整は早く終わります。

その他

やってる最中に回転が安定しない場合、2次エア―を疑った方が良いでしょう。
くしゃみとかすれば安定はしませんが、2次エア吸っているととにかく不安定になります。

確認して見たければ、キャブの取り付け部分付近にパーツクリーナとかかけ、回転数に影響出るか見ます。これ、吹きかけるものの素材によって、回転数上がったり、下がったりします。(要は燃えやすいものな場合、回転数は上がる。)

こうなると、調整どころではないので、取り付け直しです。まぁ、そうならないように厳重に取り付けた方が良いでしょう。(とはいうものの、この13mmナットを均等に締め付けるのは至難の業ですが 汗)

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