キャブレターオーバーホール

キャブレターをオーバーホールしました。

キャブレターはWEBER製。DCNF40です。WEBERのオーナーマニュアルもゲットして事前に研究しておきました。

まぁ、結論から言えば、思っていたよりも難しくはない!ということですね。

部品点数もすごく多いのですが、実際バラすと結構見分けはすぐにつきます。

Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H

まずは概観。外すべきものを確認します。

フューエルホース、チョークワイヤー関係はすぐにわかりますね。このあたり、マイナスドライバーの出番です。今回出番多いです。

Ferrari 308 キャブレターO/H

エアファンネルも外します。今の状態は、エアクリを取っていますので、作業は楽ですね。

Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H

前後のキャブをつないでいるリンケージ類を外します。これ、まずはピンを抜いて、マイナスドライバーで緩めていきます。で、リンケージをばらします。

Ferrari 308 キャブレターO/H

スロットルワイヤーも同様な構造ですが、こちらは、調整ネジがあるので、それを緩めました。

あとはそれぞれのキャブを外していきます。ナットサイズは13mm。

外す順番ですが、後ろから見て、左前⇒左後⇒右前、右後。要は、いろんなものが邪魔になりレンチを回せないんですね。(この時点では、レンチやクローフットレンチを駆使していました。後で書きますが、特殊工具を使った方が圧倒的に作業は楽です。)

Ferrari 308 キャブレターO/H

一つ外れました!

Ferrari 308 キャブレターO/H

外したところには異物が入らないようにペーパーウェスで蓋をします。

Ferrari 308 キャブレターO/H

一番厄介なのが、この写真でみて、キャブの左奥です。このナットの上部分にクリアランスが無いので、他のネジを全部外し、緩めながらでないと抜けません。

Ferrari 308 キャブレターO/H

まぁ、無事に全部外しました。

ここから後はかなり精密な作業になるので、キャンプ用のテーブルを引っ張り出してきました。あと、ペーパーウェスを敷いて作業を始めます。

Ferrari 308 キャブレターO/H

上部のネジを緩めて、蓋を外します。蓋側に、フロートなどがあります。

見えているガスケットは交換ですね。

Ferrari 308 キャブレターO/H

青丸部分はフィルター。ガスケットは交換です。ちなみにこのフィルターのネジですが、結構緩みます。しっかりと止めておかないと、ガソリンここから垂れてきます。

緑部分を交換するので、赤のピンを抜きます。これ、釘とかでコンコン叩けば抜けます。部品が小さいので無くさないように・・・

Ferrari 308 キャブレターO/H

上の写真の緑丸部分。緩めて、交換。ここからガソリンが供給されます。フロートで流量をコントロールする仕組みですね。

Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H

前部分を外しました。ここはちょうどチョーク部分ですね。

Ferrari 308 キャブレターO/H

Oリング用のリムーバーツールがあったので、それを使います。スプリングワッシャーみたいなもので押さえています。これを外します。(飛んでいかないように注意)

Ferrari 308 キャブレターO/H

外したところ。右のガスケットも交換です。チューブはここまでばらせます。

Ferrari 308 キャブレターO/H

どんどんばらしていきます。上に見えているマイナスネジは全部外せます。

Ferrari 308 キャブレターO/H

ポンプ部分です。このパーツは交換です。

Ferrari 308 キャブレターO/H

こちらは新しいもの。弾力性が違いますね。古いのはペコペコしていました。

Ferrari 308 キャブレターO/H

ジェットです。60番なのが見て取れます。

Ferrari 308 キャブレターO/H

アイドルミクスチャーバルブなども全部外しました。(左下)これが1台分の部品です。左右同じものがあるので、実際はこの半分で1気筒分。思ったよりも部品点数は少ないです。

今回のばらしはここまでにしました。(フラップやベアリングなどまではばらしませんでした。)

パーツはすべてキャブレタークリーナーで洗います。ジェット類は漬け込みました。(キャブレタークリーナーですが、これプラスチックやゴムを溶かしますね。ニトリルゴム手袋に穴が開きました!)

その後、すべての穴はニードルツールで掃除しました。

Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H
Ferrari 308 キャブレターO/H

フロートの調整です。バルブに接しているところで48mm。完全フリーで58.5mmになるように調整します。結構微妙な調整です。

Ferrari 308 キャブレターO/H

キャブレターのスペーサーです。プラスチック的な部品が入っています。これ、紙みたいなのが貼ってありましたが、ボロボロになっていました。きれいに全部剥がして、ガスケットペーパー(赤いもの)でガスケットを作りました。

Ferrari 308 キャブレターO/H

オーバーホールが済んだキャブレター。

Ferrari 308 キャブレターO/H

元に戻していきます。

Ferrari 308 キャブレターO/H

今回、このガスケットシーラーを使います。2次エアを吸ってほしくないので、ここは厳重に(実は、一回組み上げたのですが、2次エアを吸ってしまい、再組付けしています。)

Ferrari 308 キャブレターO/H

先ほど書いたように、ポンプ直下のナットのクリアランスがありません。こんな感じでちょっと持ち上げた状態でワッシャ、ナットを滑り込ませます。これ、結構大変な作業かも・・・

いずれにしろ、ナット類を落とさないように、下にウェスを敷き詰めた方が安全です。

Ferrari 308 キャブレターO/H

13mmレンチ。特殊工具です。これが無いとまず無理ですね。。きちんと締め付けられません。締め付け甘いと2次エア吸いこみます。そうなると、調整やっても無駄です。

後は、外したのと逆の手順で元に戻します。

Ferrari 308 キャブレターO/H

かなりきれいになりました!フューエルホースにも液体ガスケットをつけて組付けています。

さて、最後の作業は「同調」です。

Ferrari 308 キャブレターO/H

シンクロナイザが必要ですね。

まず、アイドルミクスチャーバルブを3回転ほど緩めます。(一度締めこんでから3回転戻す。)他のエアバイパスバルブなどは全部締めこみます。

エンジンをかけ、スロットルワイヤーの根元(エンジン側に入ってくるところ)のネジを緩めることで、スロットルを動かし、1500rpmほどまで上げます。(エンジンは温める)

この状態で左右の同調をとります。スロットルをつないでいるリンケージのネジを調整することで、左右差を無くします。

左右同じになったら、今度は前後のリンケージを調整して前後を同じにしていきます。

ここまで来たら、今度は回転数を900rpm(アイドリングスピード)になるまで先ほどのケーブルを締めこみます。

で、アイドルミクスチャーバルブを緩める(開いていきます。)

開いていくと、どんどんガスが濃くなり、回転数がまた上がっていきます。

で、あるところを境に回転数が落ちるところが見つかります。そこから1/4から1/2アイドルミクスチャーバルブを閉めこんで終了。

エアバイパスバルブは1キャブレターで左右差がある場合に使います。低い方のエアバイパスバルブを緩めて左右差がなくなったらロックナットを固定。

これが手順ですね。

Ferrari 308 キャブレターO/H

一回やってみたとき、スロットルを戻しても回転が落ちない現象が出ていました。プラグを抜いてみたら、白い・・・・。混合気が薄い状態ですね。

アイドルミクスチャーバルブの調整不良か2次エアが疑われます。

で、パーツクリーナーをキャブの根元に吹きかけると、回転数が上がった!

(これ、いろんなブログを見ると、下がるとか上がるとか書かれています。燃えやすいガスを吹き替えれば、回転数は上がるようです。単にエアが遮断されれば下がる。いずれにしろ、回転数が変わるのがおかしいことには変わり有りません。)

で、再度組付けなおし、上記で案内した特殊13mmレンチでしっかり締め付け、再度同調を行ったところ、無事にスロットルオフで回転落ちるようになりました。

また、アイドルミクスチャーバルブも再調整。

アイドリングはすごく安定。不正爆発もなくスムーズです。エンジンパワーも出た感じがします。しばらく様子見ですね。

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