タイベル交換2回目です。ついでなので、オイル交換もします。
(エアコンコンプレッサー外しますので、ついでにエアコン関係整備(レトロフィット)も同時並行して作業しましたが、これは別でアップします。)
オイル交換
オイル交換は何回も実施してます。詳しくはこちらご覧ください。
まぁ、コツとしてはエンジンしっかり温めてからオイルを排出。くらいですかね?
フィルターはいつものこれです。これならお安いです。
ついでにギアオイルも確認。特に減っているわけでもないので、今回は交換見合わせます。
よく2速が入りにくいとか言われていますが、うちのはそんなことは無いですね。オメガというオイル使っているからかな?お高いオイルですが、良いとは思います。
タイベル交換手順
タイベル交換も2回目です。
前回の作業はこちら。手順としては
1)ジャッキアップ
2)右後ろのタイヤ、タイヤハウスを外す
3)クーラントを抜く(でないと、手前のパイプが邪魔で作業できない。)、クーリングパイプを外して下によける。
4)オルタネータを緩める。オルタネータベルトを外す。
5)エアコンコンプレッサーを外す。エアコンベルトを外す。
6)タイミングベルトのカバーを外す。
7)上死点に合わせる。
8)ベルトの各場所にマーキングをする。(ずれないように交換するため)
9)カムを固定(念のため)
10)ベルトテンショナーを外す。ベルトを取り外す。
11)新しいベルトにマーキングを転写。
12)新しいベルトをはめる。
13)戻し作業
こんな感じですね。純正エアクリを付けている場合は、エアクリボックスを外すという手順が入ります。
今回、ポイントだけをメモしておきます。
オルタネータ外し
結構面倒なのがこれ。なにしろ、裏側にある17mmナットを外すわけです。前回は、いろいろ駆使しましたが、今回もっと楽な方法を発見しました。
ハンディラチェットを使うのは同じなのですが、こんな風に組み、眼鏡レンチでレバー部分を押したり引いたりできるようにするわけです。
ちょうどこの辺にレンチが出せるところがあります。これで引っ張ればナットは緩みます!
この方が超簡単です。
ちなみに、オルタネータネジを緩めるのはエアコンコンプレッサーを外す前の方が良いです。理由は、この時の方が隙間が大きいので、手が入るからです。
作業は左手で行います。でないとこの位置にソケットを誘導できないからです。
これ一番面倒な部分かな?
左のタイベルカバー外し
右のカバーは簡単に外れますが、左のカバーは結構難航します。
カバーの内側にボルトを通すところがあり、これが引っ掛かるのですね。
まぁ、ちょうど近くをクーラントホースがあるので邪魔をしています。
これですが、ホース外しても良いですが、上の方にホースを持っていき、カバーの上にまわせばなんとか外れます。
カムロック
無くてもできますが、あった方が楽かも。
カムを固定する治具です。
タイミングベルトを外すと、カムは左右勝手に動きます。マーキングをちゃんとしていれば、合わせれば良いのですが、固定しておいた方が安心でしょうね。
こんな感じのものを作っておけば良いです。
こんな感じで固定。
テンショナー外し
テンショナーですが、そのまま外すと、ベルトに余計な力が加わるので、外すのが大変。なので、一度ベアリングを固定しているナットを緩め、その状態で、スプリングを押し込んで再度固定します。そうすれば、ベルトが緩むので楽に抜けます。
取り付ける際も、一度スプリングを押し込んだ状態でナットを締め込み、取り付け後にナットを開放し、テンションをかけます。
ちなみに、一度テンションがかかった後でナットを締め込みます。65Nmくらいで締めるました。これ、再調整する必要は無いようです。しばらくたってから再調整すると、さらにベルトにテンションがかかります。なので、ベルトが伸び、破損の原因にもなるそうな。
その他
上死点状態がわかるようにクランクプーリーにマーキングしておくと、次回から上死点を出すのが楽になります。(上の写真で、クランクプーリーの下側に線が描いてあるのがわかると思います。)この場合オイル注入口の確認だけでOKとなります。ずれていたら、もう一回回せばOKです。
クーラント抜くのが面倒ですが、後は手順さえわかればそう大した作業ではないかも。まぁ、確実に数年に1度は必要な作業ですので、手順はきちんとメモしておいた方が良いですね。
使用した部品、工具など
【今回使用した部品等】
・タイミングベルト(DAYCO製)
・オイルフィルター(MAN W940/1)
・オイル(Kendoll)
等
【今回利用した道具等】
・QUICK JACK
・ソケット、スパナ類 (10、13、17、19mmなど多数・・・)
・クリップ(ベルト固定用)
・自作カムロック
・油性マジック
等
これ、テンショナーの張り方があるようですね。フェラーリ方式だと、エンジンをクランクシャフトで回して、一番入ったところを基準に留めるようです。まぁ、なじんでから再調整試みます。
再調整しました。再調整はなんとかクーラント抜かずにできました。(ですが、抜いたほうが作業性は良いですね。)
カムロックした状態ではめると、ベルトははまりにくいです。そりゃ、テンションかかった状態でろっくしているから当然と言えば当然。
なので、ベルトは一度かけてから、クランクシャフト回したてなじませた方が方が良いですね。実際、右側は若干緩かったようです。