オリジナルは車高が結構高いんですよね・・・
と言う訳で、車高調を入れることにします。
これが初期状態。かなり車高が高いです。タイヤハウスとタイヤの間には握りこぶし一つ楽々入っちゃいます。これでは、格好悪いので、車高調を入れます。
ですが、308の車高調、なかなか無いし、あってもめちゃくちゃ高いんですよね。
で、米国の情報をたどっていくと、オリジナル部品を作っている情報を見つけました。http://www.birdman308.com/service/suspension/suspension.htm
QA-1という汎用の車高調を使っています。ですが、このブログにあるように、308のフロント部分のアームと干渉してしまうので、別の部品を特注で作って納めています。
早速、関連部品を輸入しました。特注部品も相手先に直接問い合わせて送ってもらいました。
これがその例の部品。向かって右が特注品です。ちょこっと左側にくぼみがあるのがわかると思います。この部分で、アームに干渉しないようになるわけです。(本来のKONIショックの場合は、ここが細い棒なんですね。)
QA-1サス。この頭部分を外して入れ替えるわけです。これ、緩むとまずいので、ロクタイトの半永久緩み止めを使いました。
ブッシュ類を全部交換します。プレス機があれば、その方が楽ですが、こんな万力でもなんとかできます。
とりあえず、全部ブッシュ打ち替え。
フロントはこんな感じ。
ここがくぼみ部分。
スプリングを入れなおします。スプリングコンプレッサーですが、スプリングと中野シリンダーとの隙間が少ないので、結構大変・・・・
さて、ここまで用意して、実車のサスペンションをばらしに行きます。
当然ですが、ジャッキアップして・・・
今回、ブッシュの交換も同時に行います。写真の通りひび割れしてますので・・・。とりあえずラスペネをかけています。
リアのアームを外すには、このワイヤーが邪魔。これ、ハンドブレーキのワイヤーです。なので、ハンドブレーキワイヤーを外しにかかります。
これは左の後ろ側。右にあるのがハンドブレーキです。これ、ワイヤーで引っ張られています。これをたどると、
(写真がぼけていますが)車の真後ろあたりにこんなプーリーにぶち当たります。この先に・・・
この部分で緩めることができます。これで、ワイヤーを外します。
これでフックから外れます。
これですが、抜くと、いろんなものが落ちてきますので、要注意。(ワッシャやらゴムのブッシュやらが入っています。順番があるのできちんと、バラバラにならないようにします。抜いたボルトを再度差し込んでおくと良いかも。(まぁ、パーツ表を見れば順番はわかりますが・・・)
ガンガン外していましたが、ここでストップ。これではボルトが抜けません。
これですが、このボルトを留めている金具(ブラケット)自体を抜く必要があるんですね。
車体下、内側からの写真。このボルトです。かなりのトルクで締まっているので、脚とかでやらないと外れないですね。
(抜いた後の写真)抜いたブラケット。
ちなみに、ここまでばらしてしまうと、ハブが取り残されてしまうので、落ちないように下に支えをしてロープで固定しました。
こちらはフロントのアーム部分。
ちょっとわかりにくいですが、左にあるちょっと赤っぽいのがKONIショックです。ショックの頭がこんなところなんですね。
フロントショックの下側。これはスタビライザーバーと一緒に留まっています。
ハブとはここで留まっています。実はこの隙間にシムが入っていて、アライメント調整されるんですね。
リアと同様に外します。ロアアームもブラケットを外します。(ブラケット外すと、アライメント用のシムが落ちてきますので、注意!)この写真はフロントの左後ろ側だと思いますが、いろんなワイヤー類が通っているので、ナットが緩めにくいです・・・
このスリットからシムが落ちてきます。(というか、この隙間を使ってアライメント調整時シムを入れていく。)
ハブが落ちないように台の上に置いています。写真でも見えていますが、タイヤを下において、その上に木の台を置き、ロープなどでぐらつかないように固定しています。
こんな感じですね(汗)
とりあえず、これでバラバラになりました!