またしてもオイル漏れ。。。今回はどうやら定番のギアセレクタ―シャフトシールからの漏れのようです。
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ドライブシャフトシールの交換などいろいろやってしばらくオイル漏れ無くなっていたのですが、またしても漏れ始めました。
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たどっていくと・・・・、どうやらやはりここが怪しい。
定番のギアセレクターシャフトシールですね。
フェラーリ308(328も同様)ですが、ギアセレクターシャフトがエンジンオイルパンを貫通し、ギアボックスへと伸びています。なので、どうしても、ここから漏れてくるとのこと。まぁ、持病みたいなものだそうで。。。
と言うわけで、この作業に入ります。
まずはエンジンオイル、ギアオイルを抜きます。
ギアボックス側の蓋を外します。10mmナットを全部外します。こちらですが、ギアセレクター用のボールとバネが落ちてきますので、要注意です。下に、何か柔らかいタオルとか置いた方が良いですね。でないと、落ちたはずみではねてどっかに言ってしまいます。
全部でバネX3、ボールX3、スペーサ1です。
次にエンジンオイルパンを外すのですが、これに先立ち、2か所外す必要があります。
1つ目が、エンジンオイル温度センサー(だと思う)、もう一つがオイルレベルゲージ部分です。
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オイル温度センサーの場所はここ。ギアセレクターシャフトの横ですね。21mmです。
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モンキーで外していますが、スパナの方が良いですね。
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これがエンジンオイル温度センサー。邪魔にならない場所によけておきます。
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次に外すのが、エンジンオイルゲージのチューブ。
これ、当然ですが、中のゲージは抜いておきます。
また、チューブはタイミングベルトカバーにネジで留まっていますので、それも外します。
写真の奥に白いマークが見えると思います。
これは、取り付け時に方向がわかるようにという配慮です。
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これ、実はオイルパンにユニオンがはまっており、そこにこのチューブがはまっています。
ユニオンは外さなくてもOK。確か27mmだったような・・・・。
いずれにしろ、場所が狭いので、長いレンチは不可。短めのモンキーレンチとかを駆使しないとだめですね。いろんな角度で手が入らないか、試しています。
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ネジをはずしてチューブをとりますが、中にもう一つチューブがあります。(写真の下のもの)これですが、指を突っ込めば取れました。(細めのゴムホースを突っ込んで取るという方法もあるようです。)
先ほどのつけた白いマークが見えます。
構造見ればわかると思いますが、単にネジで止めているだけなので、方向がわからなくなるわけですね。
さて、ここまでできればオイルパンは外れます。10mmのナットを全部外して・・・・、
途中引っ掛かりが出ますが、ゆっくり動かしながらやれば引き抜けます。
他のブログではスタッドボルトが邪魔をするというのがありましたが、私の場合は、特に問題なく抜けました。
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開けるとびっくり、めちゃくちゃ汚い。ドロドロしたものがこびりついています。これ、もしかしたら、オイル漏れを防止するために入れたものとかが悪さしているかも・・・。
このオレンジ色のものはプラスチックのネット。バネで留まっているだけなので、簡単に外れます。掃除することにします。
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これがギアセレクターシャフト。左に見える穴が先ほどのエンジンオイル温度センサーが入っていた穴です。
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こちらは、ギアボックスへ伸びている方。
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エンジンオイルの蓋。
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単純な蓋ではなく、相当立体的。なので、引っかかって出てこない場合があるんですね。
この写真は清掃後。清掃前はもっとドロドロでした(汗)
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この部分を切り離します。13mmレンチですね。
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ナットとボルトなので、片側をメガネネンチで固定。反対側を回しますが、見てわかるように、レンチを振るスペースがありません。
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と言うわけで、今回こんな秘密兵器を使いました。(というか、これを使ってみたかっただけです 笑)
これ、狭いところでもソケットレンチを回せるエクステンションです。
クリアランスがなく、ソケットレンチを回せないような場合に使えます。まぁ、無くてもできますが、効率が違いますね。
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これはセレクターアーム。これも完全に外します。13mmボルトで留まってます。
で、この状態でギアシフトセレクターを3速に入れる(つまり、シャフトが前にスライドする)状態にし、シャフトを抜こうとしますが・・・・
運が良ければ抜けるそうですが、私の場合は抜けませんでした。
シャフトが邪魔しますね。。。
これを回避する方法は2つ
1)エンジンマウントを外し、エンジンを少し持ち上げる。
2)運転席のセンターコンソールを外し、ギアセレクター自体を取り外す。
今回、2)を採用しました。まぁ、ギアセレクターのOHも一緒にやってしまおうという考えです。