ヒーターホース交換 その2

引っ張ってみましたが、やはりガソリンタンク外す必要ありそう・・・

とりあえず、ホースを外してみて、引っ張ってみました。
やはりというか、ガソリンタンクの向こう側で引っかかるようです。
ガソリンタンクを外す必要ありますね。

ですが、フロント回りを見回すとちょっと汚いので、先にきれいにすることにします。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

ブレーキブースター。なんか、汚いです。金属磨きで磨きます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

ここまできれいになります!他の部分もこの機にきれいにしました。

ちょっと脱線しましたが、作業していると、こういうところが気になるんですね。途中から修理か掃除かわからなくなることも(苦笑)

さて、ガソリンタンクです。
これですが、完全に外すとなると、リアサスまでばらすことになります。
ずらすぐらいで作業できるのが希望。

まずはガソリンを抜くことから。
今回、想定していなかったので、まだタンクに結構残っています。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

抜くのはここから。両側のガソリンタンクをつないでいるパイプです。
抜きますが、ここから抜いても結構残っているので要注意です。かなりまき散らした(汗)

まずは、ガソリンタンクがどうやって固定されているか確認。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

基本、2本のメタルバンドで締めてあります。上下左右です。他のホース類の取り合いも確認しておきます。写真をマメに撮るのは大事ですね。特に外す前。あとから確認できます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換
Ferrari 308 ヒーターホース交換

ナットで締めているだけです。これを緩めれば外せる?ワッシャーがあるのでなくさないように。

これを緩める前に周りを整理します。
フューエルフィルター周りを外します。
うちの車は、どうやらポイントではなくフルトラになっているようなので、その辺も外しました。

タンク内のフィルターもこのタイミングで交換します。
以前やろうとしたのですが、レンチだと舐めそうだったので、今回はインパクトで緩めました。27mmサイズが必要。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

インパクトだと一発で外れます。
全部抜いたつもりでしたが、まだまだガソリン出てきます。数リッター出るかも。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

タンク内フューエルフィルターの新旧比較。元はこんなに白かった?

Ferrari 308 ヒーターホース交換

ガソリンフィラーネック。これを外します。
これを外すためには、フィラーを固定しているネジも外します。そうすると前後左右に動きますので、抜けやすくなります。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

なのですが、外れません。ホースを再利用しようともくろんでいたのですが、どう見ても無理。最終的にカットすることになりました。なので、このホースも探す必要が出てきた。
ですが、耐ガソリンで結構このサイズないんですよね。(汗)キノクニで購入。ちょっとゆるめですが、バンドで締め上げればOKではないかと。
この写真で見ると、ホースは結構長めです。ですが、この長さだとはめるのは難しいと思います。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

ホースを外してみると、パイプ間はほぼ隙間はないくらいの状態です。なので、もっと短めのホースでもよさそうですね。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

ガソリンタンクは下側で左右つながっています。このようなホースで固定されています。
これも緩めます。
ただし、ガソリンタンクを完全にフリーにするには、右側の同様なホースも緩め、全体動くようにしないとダメでした。どんどんばらすものが増えていきます(汗)

Ferrari 308 ヒーターホース交換

この辺のコイル類も結構邪魔。外して少しどけておきます。
また、ブローバイ関連装置も邪魔なので、どかします。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

たぶんガソリンタンクゲージセンサーへのケーブル。順番わかるように撮影しておきます。

他にもホース類がありますので、全部外します。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

今回、ついででしたので、他のホースも全部交換することにしました。こういう機会でないとなかなかできないので。ホースクランプなどもサビサビ。これらも全部新品にします。

バンドを緩めます。完全に外します。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

タンク下側のホースも外して完全にタンクをフリーにします。
これで動かせます!

Ferrari 308 ヒーターホース交換

例のホースはガソリンタンクの上を通り、真下に降りているのがわかります。この状態ではまだまだ無理そうですね。もっとタンク動かさないと。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

タンクを少しずつ動かしていきます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

タンク上側。しかしいろいろと汚い(汗)まぁ、全部交換しますが。
タンクの口からものが落ちないようにカバーをしておきます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

タンクをずらしていくと・・・ホースの全貌が見え始めました。ホースはガソリンタンクの上からはいり、脇を通って垂直に下に降りています。そのあと、右側にはいり・・・・

Ferrari 308 ヒーターホース交換

ちょうどドアシルの下側に入っていってます。
垂直に降りて、直角に右に行き、さらに直角に曲がってる・・・
これじゃぁ、そのまま引っ張れません。

さて、このホースをどう抜くか?
前から抜くのか、後ろから抜くのか?
FerrariChatなどを見ると、後ろから引っ張っている写真がありました。
しかし、実際にやってみると、かなり引っかかります。
なので、試行錯誤しましたが、最終的に前から引っ張ることにしました。
正確には、後ろから押し込んで、少したわみをつけ、その分だけ前から引っ張るという作戦です。この方法だとホースに負担がかかりにくくなります。今回新旧ホースを縫い合わせて通すので、なおさら。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

引っ張る方法ですが、ホースを新旧縫い付けて、そのまま引っ張ります。一回抜いてしまうと、その通りに入れることはほぼ不可能でしょうね・・・。(ちなみに、この写真は後ろから引っ張る想定でやったときのもの。なので、フロントのブースター周りが写真に写っています。)

ちなみに写真に写っている針は特殊な針。椅子のアップホルスタリ(張替)に使う針です。英国でやっていたので、持っていました。かなり太いので、こういう時には重宝します。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

切れない糸を使った方が良いです。梱包用のテープを使いました。
オレンジ色のコードは草刈り用のカットナイロンコードです。途中でホースが外れても大丈夫なように念のために突っ込んであります。最悪、これをガイドにするということですね。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

さらに途中でほどけたりしないよう、テープで巻きます。引っ掛かり防止でもあります。
(くどいようですが、これは前から後ろにホースを送り込もうとしていたときに撮った写真です。実際には、この作業はエンジン側でやり直しています。)

Ferrari 308 ヒーターホース交換

こちらはエンジン側の写真。ホースをまず上から下へと送り込んでいきます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

送り込んで、垂直に引き下ろし、このようにゆとりを持たせます。これだけたわませれば前から容易に引っ張れます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

左フロントのタイヤハウス。引っ張るのはここから。
これを何度となく繰り返す・・・・。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

結構ホースを引っ張り下ろすのが大変。いろいろ姿勢を変えてましたが、こうすれば楽に引っ張り下ろせることを発見しました!(苦笑)
車に対して後ろを向いて、左手をガソリンタンクの脇に入れて、ホースを引っ張り下ろしています。

まぁ、後ろから押し込む係と、前から引っ張る係、二人でやった方が効率的ですね。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

時折引っかかることあります。そういう時は中性洗剤を薄めたものを吹きかけて、滑らせます。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

前側。ホースをつないだところが見えてきました。ここまで通ってくれば大丈夫!

Ferrari 308 ヒーターホース交換

後ろはこんな状態。かなり狭いところを降りているのがわかると思います。こりゃ、普通で引っ張っても抜けませんね・・・。やはりガソリンタンクをずらすのが正解かと。

Ferrari 308 ヒーターホース交換

フロントまで完全に抜けました。

(前述した通り、オレンジ色のコードは雑草などを刈るカットナイロンコードです。念のために、ホース通路に通しておいたものです。今回無事に通りましたので、必要はありませんでした。)

お次の作業はフロントのヒーターコア周りのホース交換です。

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