エアコン修理再考

エアコン修理のためいろいろ作業しました。

サーモスタットスイッチチェック

まずはサーモスタットスイッチチェックです。

そもそもコンプレッサーの電磁クラッチが働かなかったのは、このスイッチの不良が原因と考えられます。このスイッチで導電しないため電磁クラッチもコンデンサーファンも動かないわけです。

バラしてみました。

スイッチ部分はここです。上を押せば導通します。

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押しているのがこの部分。
左に見えるのがサーモスタットですね。これは封入式だと思います。温度が高くなると、膨らんで棒が押してくるのでしょうね。

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つまみ側はこういう仕組み。単純にカムを回しているだけです。ガジガジ言っていたのはこの部分。機構的には単純。

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で、この突起部分がカムで動くわけです。横のバネはテンションを調整するもの。

いろいろこねくり回しましたが、導通しません。どうやらサーモスタット部分自体に問題がありそうです。

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なわけで、新しいのを組み付けることにします。
これ、品番異なります。なので、少々形状異なるのですが、問題なく組付けられます。
Eurosparesで品番19253。

エアコンプレッシャースイッチ

エアコンプレッシャースイッチはレシーバタンクのそばにあります。

これですが、スイッチだけ外そう試みましたが、外れない・・・・

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こんな治具まで作って外そうとしてますが・・・

よくよく調べてみたら、これ一体型です!交換するとなるとアッセンブリー交換となります。
なのでこのまま使います。

飯田電機さんの話では、このスイッチの機能はガスが抜けた時、コンプレッサーが壊れないように電磁クラッチを切るためのものだそうです。(高圧になった時もそうですね。)
なので、もしダメだったら、直結すれば良いとのこと。
その場合は、「冷えなくなったな=ガスが抜けた」と思ったら、エアコン切るようにすれば良いという話でした。
しばらくその運用とします。

これ低圧(大気圧状態)でもスイッチは入らないのですね。となると不思議なのが、スイッチはいらないと電磁クラッチオンにならないわけです。そしたら、コンプレッサー働かないはず。
このことを飯田電機さんに聞いたら、

「最初にガスを送り込むので、その時の圧力で動くようになる。」とのことでした。

コンプレッサーオイル

コンプレッサーを入れ替える場合、オイル量をどうするか?という話ですが、オイルが少ないと故障の原因になるようです。

また、オイル量のチェックはコンプレッサーを外した状態の方が良いとのこと。

調べてみると、York型のコンプレッサーには横にチェック用の穴があるようです。横倒しにした状態で上から何か棒を突っ込み、38~40mmあれば良いとのこと。実際のオイル量は330ccです。(Ferrari 308のマニュアルに明記されていました。)

ですが、新しいコンプレッサーを見たら、黄色のタグがついていました。見ると、オイルは既に入っているとのこと。オンス表示でしたが、CCにすると400ccは入っているようです。なので、このまま使う事にします。

ライン洗浄

ここまでやるのであれば、ライン洗浄した方がよさそうです。
特にコンデンサーには結構ゴミがたまるそうな。
また、古いコンプレッサーをひっくり返して、オイルが真っ黒なようであれば、エキパンバルブも替えた方が良いとの話でした。

なので、

こんなのを買うことにしました。
ラグナ(JTC) JTC A/Cシステム簡易洗浄機&洗浄剤セット JTC1409AB
です。
低圧から高圧にかけて洗浄するようですね。早い話通常回る方向の逆に入れるという事なのでしょうね。
いずれにしろ、ラインの詰まりやコンデンサの詰まりによって不具合起きる可能性高いです。コンプレッサーやコンデンサーを外した状態でかなり長時間放置していたりしたので、今回の問題になった可能性はあります。
やるなら徹底的・・ですね(汗)

ただ、この作業を行うには、クーラントを抜く必要あります。(コンプレッサーを外すため)
なので、タイベル交換も一緒にやるかな。

“エアコン修理再考” への1件の返信

  1. もうエアコン使う季節でもなくなってきたので、この作業は暖かくなってからにすることにしました!

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