塗装し直し+ブッシュ打ち込み⇒組付けです。
清掃完了です。積年の汚れがやっと取れました。錆は若干ありましたが、重症じゃないですね。きれいなものです。
今回、塗装にこれを使います!
POR15と言う製品。レストアラー御用達だそうです。錆びている上に塗ってしまえば、強力な被膜を作り、それ以上の錆を食い止めてしまうという代物です。
筆でペタペタ塗っていきます。
イイ感じに黒く仕上がります。
漆黒のピカピカになりました。今回ついでだったので、スウェイバーも塗っちゃいました。
このPOR15。一度開けてそのまま閉めてしまうと蓋が開かなくなるそうです。なので、このようにラップをかませるのが必要とのこと。
あと、できるだけ小さいサイズを買った方が良いとのことでした。固まっちゃうそうです。
ついでなので、他の錆びてそうな部分もPOR15で補修です。これはリアのキャタライザ両側にあるスリット部分。
錆が目立たないくらいにはなりますね。
フロントキャリパー部分のこの部分も・・・
こんな感じに。
他、気になるところをちょこちょこと塗っていきます。
さて、ブッシュを打ち換えます。ブッシュは全部同じサイズですね。
とりあえず、手ではめ込みました。これをプレス機で押し込んでいきます。
鉄パイプが必須ですね。こんな感じで圧入していきます。
カラーがある場合もあるので忘れないように要注意です。
こんな感じでしっかりとはめ込みます。
このブッシュを溶接する必要があります。溶接機を引っ張り出してきました。
これ家庭用ですが、200Vであれば十分に使えます。
久しぶりの溶接・・・結構難航(苦笑)
これはアーム取り付けに使うカラー類。汚れているので、こちらも清掃。。
こういうのもあります。穴が開いている場所には小さなピンが入ります。このピンがなくなっちゃうので要注意。実際なくなっちゃいました。で、サイズの近いものを購入し調整して取り付けます。
スウェイバーを戻します。新しいブッシュに交換です。最初に比べたら相当きれいになりましたね。
さて、あとは取り付け作業となります。
フロントのアッパーアームを入れようとしたのですが、なんと入りません!
もしかしたら、車体フレーム側が歪んでいるのかと思ったのですが、よくよく調べてみると、ブッシュのゴム部分で入らないことがわかりました。要は、ゴムを押し込んでやればはいるということ。
なので、このゴムブッシュを押し込むために、即席の治具を作りました。要は間にネジを入れて、両側に押し出すようにするわけです。
これで問題なく入ります!はまったら、治具を抜けばよいわけです。
ハブ部分を取り付け。間にシムが入るので注意。これアライメント調整時には再度外すことになるんですね。。。超面倒 汗
サスペンションを入れて固定。
下側の取り付け作業。ロックナット類は全部交換です。
こちらはリア側。スウェイバーなど既に取り付けています。
カラー類嵌めなおしています。この状態で押しこむ!
ですが、こちらも一筋縄ではいきません!というわけで、ディスクブレーキパッド交換用のツールを使い、クリアランスを確保しています。いろいろありますね。外すのは簡単ですが、嵌めるのは面倒である良い例かと(苦笑)
これはアッパーアーム。ボルトがすんなり入らないので、アーレンキーを差し込んで調整しています。
サスペンションをはめた状態。かなり戻ってきました!
さて、この後は車高調の調整です。どこまで下すか???
そのためにはタイヤを嵌めないとわかりません。なので、一度タイヤをはめます。そして一度車を下します。
リアがこんな感じで・・・
フロント空きすぎ!調整必要ですね。
おおよその検討を付けて測り、調整に入ります。
1G状態でチェックしたかったので、タイヤの上に板を敷いてそこに車を乗っけました。これなら、上がった状態で調整可能かと。。。
狭いんですよね。ガレージが。なのでかなり苦労する(苦笑)
ハンドブレーキを元に戻します。ワイヤーの張り直しです。
こんな感じですかね。あまり下げすぎるとフロントが擦りそう・・・
途中で気が付きましたが、単に1Gで締め付けたいのであれば、この方法がベストかも。
この状態だとタイヤが無いので、締め付け作業も楽です。センターからの距離を測れば、車高調もこの状態でできそうです。
で、仕上がったのがこれ!
最初の状態に比べると、格段にかっこよくなったと思います!迫力増しました。
で、車高調ですが、少々固めの方が調子良さそう。この車高調QA-1はショックの方さもダイヤルだけで調整できるので便利です!