やっと、本丸のOリング交換になります!
シャフトが抜けたところです。向かって右の穴がオイルセンサが入っていたところ。
これですが、メタルのワッシャーがカシメこんであり、その中にOリングが入っています。
今まで海外サイトとかで説明を見ていましたが、やっと実物とご対面。
これでやっと構造がわかりました。
こちらは内部の方。エンジンオイルパンとギアオイルパンの間です。こちらの写真の方が良くわかりますね。
で、交換は、中のOリングだけであり、周りのメタルのワッシャーは外してはいけません。
これですが、本来は、普通のオイルシール使えば良いと思うのですね。Oリングだと、絶対に漏れてくると思います。
はずしたOリング。結構カチカチ。
同じOリング使っても、漏れるので、今回ちょっと別のものを使うことにしました。
クワッドタイプと言うのでしょうか?断面がX字になっているOリングです。
横からみるとこんな感じ。
これ、国内にはありません。米国からの輸入になりますが、最初注文したら、国外配送できないと断られました。ですが、裏技を使い、なんとか輸入。
他の入手経路は同じく米国の
http://www.unobtainiumsupply.com/
Verellのお店です。前に車高調のアダプターを買ったところ。
ここから買うと、おまけのOリングも送ってくれます。
と言うのも、クワッドリングだけではまだ隙間があり、シフトシャフトが前後するときに、クワッドリングが擦れ、そこから漏るようです。その余計な動きを防ぐために、Oリングを入れるとか。
でも、何度もトライしましたが、きれいに入りそうもなかったので、クワッドリングだけにしました。
このはめ込みはオイルで十分に湿らし、C字型にゆがめて押し込みます。
こちらは抜いたシャフト。Oリングが擦れた跡が若干見えますね。
このシャフトはマジックたわしとかでこすります。磨くのではなく、表面を均等に荒らします。それによって、オイルの被膜ができ、オイル漏れを防ぐことができるようです。
ついでだったので、シャフトのこのブッシュも交換しました。こちらもVerellのお店で購入。元はメタルの外装ですが、これはすべてウレタン製か?
いずれにしろ、プレスで押し込みます。
Oリングを入れたら、シャフトを入れるわけですが、うまくはいらない場合があります。なので、ガイド用にレンチのソケットを使いました。オイルたっぷりつけて押し込みます。
シャフトを入れる前に、こちらのゴムカバーをかけるのをお忘れなく。ゴムカバーも割れていたので、新しいのに交換です。
このカバーですが、輪の形状をしたバネで留まっています。内側で止めているので、ちょっと面倒ですが・・・。
無事にシャフトが戻れば後は逆の手順。
エンジンオイルの蓋戻しですが、ちょっとコツが必要ですね。そのまままっすぐは入りません。これ、形状をよく確認すれば、どこがひっかかるかすぐにわかると思います。斜めに入れて、くぼんでいるところに合わせて・・・という感じで入れます。
オイル温度センサーに関してはテフロンシールを巻いて締めました。
オイルレベルゲージですが、タイベルカバーに仮止め(もともとここに固定されている)して差し込み固定すればきちんとした方向で固定できます。一応マーキングしましたが、ことなくできました。(このネジを回す方法ですが、今回オルタネータもずらしているので、その隙間からできました。下側から締めるのは結構至難の業です。)
シャフトを連結し、セレクター類を戻します。(今回セレクターのOHもしていますが、それは後でアップします。)
ギアセレクタの調整は
http://308.emz-style.com/201902-gearselector/
こちらをご覧ください。
おおよその調整はシャフトにあるネジで調整。最後の微調整は、セレクターアーム側で行うと良いようです。