エアコン圧力スイッチ部品の改造修理です。
308のエアコンプレッシャースイッチ
308のエアコンプレッシャースイッチはこの部分にあります。
この部品は、エアコンガスが無かったり(低圧)、逆に圧力がかかりすぎている時にエアコンコンプレッサークラッチをオフにするためのスイッチです。
赤丸部分ですね。ちょうどドライヤーのところにあります。
上部がエアコンラインのコネクタのようになっているのですが、ここにハマっています。
で、この部品はどうやら一体型アッセンブリーのように見えますが、この一体部品としては欠品のようです。(あったとしても高い!)
まぁ、前回やった時にはいくらやっても外れませんでした。万力ではさんで力いっぱいレンチでやってもダメ。なので、一体型ではないかと思っていたわけです。
ですが、先日308ミーティングに参加した際、外れたところを見せてもらいました。
要は外れるという事なのですね。
なので、今回はエアーインパクトを使って外すことにしました。
エアーインパクトで外す
コネクター?自体を傷めるとまずいので、こんな治具を作っています。
万力ではさんで、まずは、2本の配線をカット。26mmのディープソケットを使いエアーインパクトで緩めようとすると・・・・
いとも簡単に外れました(汗)
今まで、苦労して手で緩めようとしてダメだったのは何だったのか???
さすがはエアーインパクトです。やはりこの手のモノを外すときには、衝撃で外した方が余計な負担をかけずに外せます。さすが工具!
Oリングが入っているのが見えます。なので、やはり外せるのが正しいのでしょうね。なぜ外れなかったかは不明です。
代替品を探す?
測ってみます。話にあった通り、M10、ピッチ1.0です。
ですが、このサイズのエアコンプレッシャースイッチは見当たりません。今回必要なのはバイナリタイプと言って低圧、高圧両方とも超えた時にスイッチがオフになるタイプのものです。
探していくと、3/8インチ-24のものは海外もので比較的容易に見つかります。また、M11ピッチ1.0のものも国産品であるようです。
となると、取り付け方法は次の3つかと。
1)もとのコネクタのM10を削りなおしてM11にする。(3/8-24だと9.5mmなのでこれだと何か埋めないとダメ)
2)M10オスー3/8-24メス、ないしM10オスーM11メス のアダプターを作る。
3)スイッチ側をM10に削る。
1)だとオリジナル部品を削ることに。これはちょっと避けたい。
2)の場合、アダプター作成は問い合わせてみたところ4,000円くらいとのこと。
3)はきれいに削れるかどうか不明・・・。M10ダイスは必要(でも、ダイスは将来も使える。)
と言うわけで、まずは3)をやってみてダメだったら2)にしようという事にしました。まぁ、正しくは2)だとは思いますが、お金節約です(苦笑)
M10ダイスで削る
センサ部分にゴミが入らないようにマスキングします。
M10ダイスで削るわけですが、ピッチが同じなのでうまく同じ溝で切れそうな感じです。
結構きれいに切れました。根本ギリギリまでは切れないのですが、Oリングが入ることと、元のコネクタの方も若干奥に入っているので、問題は無いように見えます。
まぁ、頻繁に交換するような部品でもないので、これで良いかと。
後は、元のように配線をはんだ付けすれば完了!
実際の組付け作業は暖かくなってからですね。