ヒューズボックス改良型

ミニブレードタイプのヒューズボックスを改良しました。

前回のヒューズ端子接続

前回ミニブレード型のヒューズボックスを作りました。
これはこれで問題なく使えていますが、ヒューズ端子とコネクタ端子の距離があったので、間に1.6mmワイヤをはさんでいたのですね。

こんな感じにしていたわけです。

ヒューズ端子を曲げてしまう?

これだと作るのが結構面倒。まぁ、別に量産するわけではないので、別に良いのですが、もう少しシンプルにできないかと考えていました。

これ、もともとヒューズホルダーを計測した時、ヒューズ端子全部が入る高さになっていたわけです。ヒューズ端子の足を曲げてしまえば、良いのではないかと考えました。

要は、こんな感じに足を曲げてしまう。
ヒューズ自体はこれでも十分に足が入ります。その分、ヒューズホルダー部分の高さを下げてしまえば良いのですね。

CADをいじって、サイズを変更してみます。
背が低くなりました。

安い金具類を探す

金具類もいろいろと安いものを探しました。
今回、ねじ類は真鍮無垢です。

前回はフラットの金具を曲げたのですが、今回は最初から曲がっているのを購入。ただし、高さが無いです。ただ、ちょっと斜めにすれば入りそう。
できるだけ加工の無い方法を模索します。

組み立て

組み立て始めます。今回の大きな加工はヒューズ端子を曲げる程度ですね。

裏側はこんな感じになります。シンプルになりました。
銅板だけは加工しなければダメですね。この穴あけですが、今回は薄鋼板用のパンチを買ったので、それを使いました。ドリルでやると、薄いので難しいのです。

完成!

出来上がり!

かなり美しいです(って、自画自賛 笑)

端子2枚のところは若干上に曲げました。これであればはまると思います。


その後、さらに改良重ねています。

金具を曲げただけではねじ止め時に外れることもあると思います。
なので、U字端子を加工して取り付けてみました。
ヒューズ端子と合体させ、カシメて、さらにはんだ付けで固定しています。
正直、製作の手間はかなり増えます。ですが、ここまでやれば、まず外れることは無いでしょう。

取り付けはこんな感じ。
U字端子でしっかりと固定されます。
この方法であれば、ヒューズ端子自体も抜けることも無いですし、より安全性が増したと思います。
裏側もきれいになりましたので、さらに品質アップしたと思います!

“ヒューズボックス改良型” への8件の返信

    1. コメントありがとうございます。Birdmanのは知ってました。
      ただ、3Dプリンタ買ったから作ってみたかったんですね(笑)
      あと、普通のブレードタイプヒューズを使えるようにし、さらにヒューズボックスのプラスチックカバーもそのまま使えるようにしたかったのです。
      なので、カバーつけちゃえばまったくわかりません!

        1. そこは完全に元のサイズに合わせていますので、プラスチックカバーをかけてしまうと、まったくわからないようになっています。
          外形サイズも全く同じです。

  1. こんにちわ
    いつも楽しく拝見させていただいています。

    ヒューズボックス、ぜひキット販売してください!
    うちの308は、エンジン降ろしてもう5年で、いまだ先が見えませんがw、路上に戻れたあかつきには、怪しいヒューズボックスとはおさらばしたいです。

    1. しばしばさん、どうもです。キット販売ですか?
      いろいろと頼まれているので、作る予定ではいます。まぁ、公に売るわけではないので、その際にはメールでもしますね。
      キットということは組み立ては自分でされるということ?
      それであれば、ベースのプラスチック部品だけお売りして、あとはAliexpressとかで購入や、元のヒューズボックスをばらすという方法もあります。
      オリジナルと同じにするか(芋虫型ヒューズ)、ミニブレードタイプにするか?どちらにします?
      あと、できたら夏以降にしようかと考えています。
      理由は、長時間エアコンをつけたときにどうなるかを見てみたいからです。
      実際、昔のヒューズボックスでは長時間エアコンをつけた際に右の上側が溶けたので。
      抵抗値が低ければ熱は持たないとは思いますが、念のため。

      1. ありがとうございます!
        夏以降ですかね、楽しみに待ってます。

        芋虫(自分はゲジゲジと呼んでますがw)とは、サヨナラしたいので、ミニブレードで再構築したいです。
        ゲジゲジ、なんとも無いフリをしておいて、触った瞬間にぼろっといくのは勘弁して欲しいです!

        自分で組み立てようかと思っていましたが、ASSYでの販売を計画されていたのであれば、そちらで大丈夫です。

        1. このゲジゲジ(笑)ですが、モノによっては本体に問題があるものもあります。ベークライトであれば良いのですが、粗悪品だと縮んだり、割れたりします。
          なので、昔のをそのままとっておいて、ヒューズ金具部分だけを交換した方が良いそうですね。
          ですが、結局「線接触」であまりよろしくないので、ブレードタイプの方が安全だと思います。
          まぁ、オリジナルタイプは別途作っているので、いざというときは戻せるようにはしています。(車を売るときにオリジナルにこだわる人向けかな?)

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