やっぱりと言うか、ドライブシャフトブーツが破れていました(苦笑)

こんな感じにパックリいっていました。これでは、車検まず通りません!

ボルトを外す作業からです。
Ferrari 308はポルシェ993に比べると、作業は圧倒的に楽ですね。ハブナット外す必要もないし、ドライブシャフトだけ取り外すことができます。
ただ、このボルトはめちゃくちゃ固いです。90N.mくらいで締まっています。片側は比較的スムーズに取れましたが、反対側は1本舐めてしまいました・・・
なので、最終的にはエアーインパクトレンチで外しています。エアーインパクトでやると嘘のように簡単に外れます。ボルトも舐めないし、こちらの方が圧倒的に良いですね・・・

ドラシャ外したところ。念のため、外側に向かって矢印を書いておきました。
エンジン側のシャフトをよく見ると段があるので間違えることは無いと思います。

スナップリングを外します。スナップリングプライヤーを使うのですが、このタイプは引っ掛けるところが無いので、結構滑ります。なんとか外しました。
あと、この位置関係を記録しておいた方が良いですね。外側のベアリングボールがはまる2つの半円がありますが、この狭い方が内側の半円の広い側が接しています。

抜いた後のシャフトはこんな感じ。少し錆びてるかな・・・

ベアリング取った後。かなり汚いです・・・

これはシャフトカラー。これ表裏あるので注意。傘型しています。とがったほうが外側。
これはどうやらスプリングの役目をしているようです。上のスナップリングを押すようなもの?いずれにしろ、表裏間違えると、スナップリングが綺麗にはまりません。(実際にやってしまいました。汗)

これはシャフトに対して外側ですね。


これはシャフトにはまる側。内側のスリーブに段があります。先のシャフトカラーが当たる場所になりますね。

ばらして、パーツクリーナーを使いきれいにしました。

この後、スリーブにグリースを塗ってボールを納めていきます。とにかくボールを傷つけないように無理しないように納めていきます。

内側にグリースをしっかり入れたら、先にシャフトにブーツを入れます。(忘れがちですが 笑)また、シャフトカラーを先に入れるのを忘れずに

ステンレスバンドを固定します。これラジオペンチでもできないことは無いですが、やはりちゃんとした工具を使った方が良いです。(後で緩みました・・・)

スナップリングは新しいものを使います。これだと穴があるので次回から楽!

くみ上げてスナップリングを嵌めれば完了!

とりあえず、もう一本の作業もあるので、ラップをまいて保管。

今回、ボルトに関しては全部新しくしました。ヘックスはやはり舐めることも多いからです。あと、ワッシャーも一部無かったので、買いました。
このワッシャー。エンジン側のボルトには写真のように2つワッシャーが必要です。理由はこうしないとエンジン側にあるボルトの頭とドライブシャフトをとめるナットとが干渉するからです。

取り付ける際に、グリースを盛りつけます。

これはタイヤ側ですね。90N.mでしめていきます。

これは裏技です。ドライブシャフトのボルトを締めるとき、ホイールが回転してしまいます。これをとめるためにいちいちサイドブレーキ引いていたら大変。
で、このキャリパーとブレーキディスクの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで止めるわけです。これだと、その場でできるので作業効率上がります。
海外のブログなどではフェラーリのファクトリーでの方法だとか(苦笑)

これはエンジン側。先ほど干渉すると言ったナットが見えています。(これはまだ取り外す前の写真ですね。)

おまけの写真。ボルトの頭を舐めてしまったので、ドレメルツールで頭を全部削ったときのものです。とにかくこのボルトは固いしのでインパクトレンチを使った方が良いです。ですが、スペースも限られているので、エクステンションとかいろいろちゃんと測ったほうが良いですね。
いつも大変参考にさせて頂いております。
gt4所有し8年目になります。
ドライブシャフトブーツ切れたので、お手本を参考に交換作業を計画してます。
スナップリングの寸法、規格が分かればご教示下さい。
菊池さん、どうもです。
時期からみて、たぶんこれじゃないかと・・・
https://www.monotaro.com/p/0832/0304/
購入履歴からです。
まぁ、実物測った方が安全だと思います。
京都の青山と申します。
1982年式、208gtb ターボに乗っているのですが、同じようにブーツが破れました。
エンジン側のボイトだけ無事に外せた状態です。また、何か不明な点が出てきましたら、教えて下さい。宜しくお願いいたします。