かなりギアオイルが漏れ始めているので、ドライブシャフトシールの交換をすることにしました。
ガレージに置いていると、ポタポタを垂れています。
赤いオイルです。
赤いギアオイル入れているので、間違いなく漏れているのはギアオイル。
前にアライメント調整お願いしたときに、
「ドライブシャフトから漏れていますよ。」
とは言われていました。
一応、念のために、ギアオイルの量を確認。
このギアオイル、注入口から垂れてくるくらいまで入れるわけです。
で、垂れるまで、オイルを測りながら注入して行ったら・・・
120㏄ほど入りました。
つまり、これだけ漏れていると言うこと。
流石にこれだけ漏れるのであれば、修理が必要!
ということで作業に入ります。
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この奥がドライブシャフトシールのあり場所。ここも若干オイルが飛び散っている?
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こちらは顕著ですね。ドライブシャフトのオイルシールから漏れてくると、その回転方向にかなりオイルが飛び散るようです。
それが垂れてくるので、漏れている場所がなかなか分かりにくいです。
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まずはドライブシャフトを外しにかかります。
これを外すのは、やはりエアインパクトレンチが確実です。
これならボルトの頭を舐める心配がないからです。
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ドライブシャフトが外れたところ。これは右側です。
次に、この真ん中ネジを19mmで外します。
これもエアインパクトレンチで外します。
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ボルトを外すと、シーリング剤がしっかり残っていました。
ボルトにはワッシャーが二つ。1つは大きめで、爪があります。
もう一つはロックワッシャー。
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ボルトを抜けばこのフランジ?が抜けます。
真ん中部分もシーリング剤が残っているので、ちょっと引っ張る必要あります。
シーリング剤がしっかり残っている場合は、プーラー使った方が良いかもしれません。
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こっちは左側。
すでに先ほどのコーン型フランジ?を抜いた状態です。
左側には6個のナットで別のフランジがはまっています。
これも外します。
(かなり汚いので、左側もオイル漏れていたと思います。)
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(少々、ピンぼけですが・・・)
このフランジを外すのですが、傷をつけないように要注意。
左下部分に養生をして、マイナスドライバで軽くこじりました。
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こんな感じで抜けていきます。
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外すと、内側にこのような溝があります。
これが上側になります。
(エンジン側にも同様に穴があるのでわかると思います。)
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周りをチェックしたら、こじった痕発見!
多分、過去の交換の時、この部分を引っ掛けたのでしょうね。
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オイルシールを外しました。
新旧比較です。向かって右が古いもの。
寸法も測ってみました。
外形62mm、内径45mm、厚さ9㎜です。
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右側のオイルシールも抜きます。
これ、フックとかで引っ掛ければ簡単に抜けます。
⇒後記:簡単に抜ける方がおかしいですね。要は緩いと言うこと。だから漏れるのでしょうね。
これ、改めて写真をみて気が付いたのですが、相当オイル漏れた跡がありますね。右下部分なんかベットリですし。。。。
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新しいシールをちょっと当ててみています。
ソケットの大きいのがあったので、これを使って叩き込むことにしました。
⇒後記:できれば叩き込まない方がベター。
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オイル漏れを防ぐためと、滑りをよくするために、これを使います。
パーマテックス製ガスケットメーカー。シーラントです。
ギアオイルはどうやら漏れやすいので、きちんとしたものを使った方が良いです。
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シーラントの色はグレー。
縁についているのがわかると思います。
これを叩きこみますが、叩き込む深さが重要です。
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裏側からみて、フランジのこの部分(内側の凹んでいる方)とシーリングがツライチになるようにします。
奥過ぎると、シーリングされない、手前すぎると、今度はオイルシールがシャフトフランジと接触してこすれてしまうそうです。
ちなみに、この写真では既に周りにオレンジのシーリングをしています。
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今度はこれ。耐熱、耐油シーラントです。
本当は別のを使いたかったのですが、なかなか到着しなかったので、別のを使いました。
まぁ、これでも大丈夫かと。
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取付時に、オイルストーンで合わせ目はしっかりと研磨。
ここで漏れてほしくないので(汗)
上側に溝があるのがわかると思います。これと先ほどのフランジの上部のくぼみが一致するわけです。
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元に戻します。上の溝がちゃんとわかるように白のマーキングをしています。
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コーン型フランジ?ですが、よく見ると、くぼみがあります。
これ、ボルトの爪付きワッシャーがはまるところです。
シーラントを塗りたくり、見えなくなってしまうので、
分かるように白のマーキングをしておきます。
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内側には先ほどのギアオイル用のシーラントを盛ります。(緑色パッケージのもの)
外側には、シリコングリス。
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これですね。
これリチウム系はNGです。
ゴムを侵すからです。
シリコンベースを使います。
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この状態で押しこむと・・・・
余ったシーラントがはみ出てきます。
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ボルト側にもしっかりとシーラントを盛って取り付けます。
ワッシャーの爪部分にもマーキングをして、
先ほどのくぼみ部分にきちんと合うようにワッシャーを当てて締め付けます。
トルクは80N.mくらい。
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右側のシールを取り付けます。
こちらは奥にストッパー的な段差があるので、押し込めばOK。
塩ビパイプを使い、押し込みツールを作りました。(ネジで押し込む)
本来はM12のピッチ1.5(だったと思う)なのですが、長いネジが手に入らなかったので、ピッチは異なりますが、通常の並目の長いネジを使いました。まぁ、大きな力はかからないので、大丈夫かと・・・・
同様にコーン型フランジ?にシーラントとグリースを塗って、はめ込み、ボルトで締めて完了!
あとは、ドライブシャフトを締めなおせば終わりです。
まぁ、クランクシャフトに比べたら、楽な作業ですね。
シーラント類をきちんと塗布する必要はあります。