加熱問題解決しないので、ウォータポンプを交換することにしました。ついでにエアコンコンプレッサーを外さないで取り換える方法にチャレンジです。
加熱問題ですが、いろいろやって解決せず。結局、ラジエータとポンプをより良い製品に交換することにしました。
今回利用するのがNick Forza製のものです。前々から気になっていたのですが、お値段が高いので敬遠していました。しかし、今回ラジエータも替えるので、ポンプも替えることに。
この製品ですが、かなり改良されています。
まず気が付くのがこのプロペラ。オリジナルはまっすぐですが、このようになってます。よりポンプ性能が上がりそうな感じしますね。
このポンプにはプーリも付属していました。こちらは4本のボルトで締められるようになっています。なので、インパクトレンチなくても取り外しできるようになっています。
さて、ポンプ交換ですが、このようにボルトがカムベルトカバーでおおわれてしまっているので、これを外す必要があります。ですが、このカバーを外すには、エアコンコンプレッサーを外し、ステーを外し・・・と結構な作業が必要になります。
調べてみると、カバーを外さずにできる方法があるとか。今回はこれを試します。
クーラントを抜くのは一緒です。このクーラント抜きですが、エンジンブロックから抜かないとダメですね。フロント側にドレインを設けましたが、そこからだとエンジン内部のクーラントが完全に抜けないようです。
クーラントを抜いて、サーモスタットのところのアルミパイプを外し、左側のカムベルトカバーを外します。その後、オルタネータを緩めるところまでは通常と同じ手順。
ウォータポンプを固定している見えている部分のボルト、ナットは外せますが、問題なのが右の2本。まずは緩めてネジがかかっていない状態までもっていきます。(このボルト外しですが、クローフットレンチとかが必要ですね。)
外れても、上の写真のようにカムベルトカバーが邪魔をしています。
ですが・・・・
ここまでボルトナットが外れると、ウォータポンプのベースも外れているので、ポンプが少し動かせるのですね。動きづらいようでしたら、サーモスタットハウジングをつないでいるゴムホースを緩めると動くようになります。
上の写真、まるで右のカムベルトカバーが動いているように見えますが、実はポンプ本体が動いてるんですね。ほんの僅かなのですが、これだけ動けば抜けます。
はめる方は最新の注意を。ボルト穴にきちんと入れないとネジが舐めてしまったりと大変なことになるからです。
手で、少しずつ締めていき、確実に入ったのを確認します。その後、このようにクローフットレンチで締めていきます。
トルクはおおよそ25Nmくらいかと。他のボルトをトルクレンチで締め、それに対して、黒フットレンチでも同等になるようにトルクレンチを調整、それで締めこみました。
まぁ、これで308でも右側のカムベルトカバーを外さずにポンプ交換できることが証明されました!