車検前の確認でワイパーを動かそうとしたら、動きません!?
ウィンドウウォッシャーはでるのですが、ワイパー自体が動かない。
ってなわけで、真っ先に考えるのはヒューズ。
でも・・・・ウォッシャーとワイパーはヒューズどうも同じみたいな感じがします。
となると、コラム内のスイッチ?それともコネクタ?
でも・・・ワイパーには間欠と通常モードがある。どちらもおかしくなるのはちょっと変。
ワイパー関連にリレーが無いかどうかを探ります。
リレーは無いけどタイマーがあることを発見。
この部品のせい?
調べると結構なお値段します。
回路図とにらめっこ・・・
そしたら、ワイパーのハイ/ロースイッチを発見しました。
メインコンソールのハザードの右にあるスイッチです。
もしかしたら、ここの接点不良?
で、カチカチやったらビンゴでした。
コンソールの取り外しはマイナスネジ2本です。
灰皿の底にあるので、それを外す。これで外れます。
で、そのスイッチを見ると・・・・
なんかバラバラになってる(汗)
本来はこの欠けた部分にはこのような端子があるのですね。これが外れていたのが原因。
しかもスイッチ全体の接触不良もありました。
まぁ、40年以上経ってますので、表面に被膜みたいなのができてます。
さすがにこの部品を買うとなると、なかなかないし、あってもめちゃくちゃ高そう。なにしろ、汎用品ではないので。
と言うわけで、再生させることにします。
まずは、端子関係をヤスリで削りました。
この状態でテスターで測り、スイッチとして動くことを確認。
さて、問題はバラバラになった部分をどうするか?です。
パテで固めることも考えましたが、今回は「プラリペア」を使うことに。
以前、PCのキーボードの足が折れた時にも使ってみたのですが、強度的にも十分。ほぼ元の強度近くあるし、プラスチックとも溶着するようなので、これを使います。
ニードル法と言うのを使い、数ミリの球を作り、それを少しずつ盛り付けていきます。
5分で固まるそうなので、少しずつ積み上げながら補修していきます。
少し盛り付けた状態。
この端子はリベットで留めてありますが、そのリベットもくるむようにプラリペアを盛り付けていきます。
おおよそ盛り付け終了。
きれいに仕上げたかったら、固まった後で削ればOKかと。
でも、特にこの部分見えないので、補強にもなるだろうとのことで、そのままにすることします。
室温で1時間ほど放置したら、カチカチになりました。
ほぼ完全に一体化固定されたみたいです。
最後にテスタで再確認。
きちんとスイッチとして作動することを確認しました。
やはりというか、プラスチックの補修は「プラリペア」ですね。
数ミリごとの球を積み上げられるので、意外と取り扱いも楽です。
今までエポキシ接着剤とかレジンとか使ったりしましたが、接着(と言うか溶着に近そう)力は良い感じです。
特にプラスチックの弾性を利用したもの(例:プラ製のツメ部分など)の補修には最適でしょうね。
このスイッチですが、Superformanceにありました!価格は70ポンドほど。まぁ、結構なお値段ですね。
わたしも、同じ症状があって、このスイッチをピコピコ動かすと治ります。接触不良ですね。
同じですね。接触不良は結構あると思います。さすがに古いので、かなり被膜があったりします。
削るのが一番ですが、スイッチの中の接点は難しい。
コンタクトスプレー(接点復活剤)ですかね?