オーバーヒート対策-シリンダヘッドガスケットのチェック

こうなったら、徹底的にやることに(汗)

FerrariChatでいろいろと教えてもらい、以下の作業をすることにしました。

  • まずガスケットが破損していないか確認する。⇒これで漏れていたら、エンジン降ろしへ・・・
  • OKであれば、再度ヒーターコアなどを再洗浄する。詰まりの疑いを解消する。
  • 拡張タンクに戻るホースの中にホースを突っ込んで、エアの逆流を防ぐ。
  • リザーバータンクを設置し、あふれだしたクーラントを戻せるようにする。
  • エバンスをやめ、普通のクーラントへ戻す。

エバンスですが、どうも施工に失敗しているようです。後述しますが、水を含みすぎ。あと、エバンスは通常より温度が高めになるようです。そもそもサーモスタット、ファンスイッチの温度を下げたわけなので、これではシステムバランスが悪くなっていると言えます。

さてさて、まずはガスケットの破損チェック。

この方法にはいろいろあり、ブロックテスタなるものを使う方法があるようです。これは排ガスがクーラントに紛れ込んでいないかどうか色で判定するものです。(Block Testerで検索すると出てきます。)
ですが、FerrariChatのメンバのいう事には、これでやっても判定はシロ。でも、実際には漏れていたケースがあったとのこと。
そこで教えてもらった方法を試すことにします。

早い話、プラグを外して中にエアを吹き込んで拡張タンクの口を見て、漏れてこないか(泡が出てこないか)をチェックする方法のようです。

PM1-4マークを出して、そこからスタート。1-5-3-7-8-2-6の順番にチェックするという方法です。

Ferrari 308 シリンダヘッドガスケットチェック

まずは、フライホイールの窓をあけて、PM1-4を確認します。(少々写真わかりにくいですが)
次に、オイルフィラーからカムを確認します。

Ferrari 308 シリンダヘッドガスケットチェック

ここの切り欠きが合えばOK。合わなければもう1回転させます。

Ferrari 308 シリンダヘッドガスケットチェック

90度ごとに各シリンダの上死点が来ますので、90度にマークを付けました。で、場所がわかるように差金をバイスプライヤで固定。右回りに回していくわけです。

Ferrari 308 シリンダヘッドガスケットチェック

シリンダのコンプレッションテスタを利用します。本来は左側にはコンプレッションゲージが付いているのですが、代わりにコンプレッサーのカプラを取り付けました。(プラグネジにはめ込む方には虫ゴムが入っていますが、それは取り外します。)

Ferrari 308 シリンダヘッドガスケットチェック

こんな感じに入れて、エアを吹き込みます。

Ferrari 308 シリンダヘッドガスケットチェック

中をしばらく覗き込みますが、特に泡は出てきません。
クランクを順次回しながらすべての気筒を確認しましたが、泡は出てきませんでした。
なので、とりあえずシリンダヘッドガスケットはOKという事になります。
これでエンジンを降ろすことはなくなりました!

お次は「拡張タンクにホースを突っ込む」です。

Ferrari 308 オーバーヒート対策

拡張タンクの上部にはサーモスタット付近からホースがつながっています。どうも、拡張タンクにクーラントを戻す役目をしているのですが、場合によってはここからエアを逆に吸い込んでしまう・・・という事が起きるとのこと。なので、このパイプにホースをさらに突っ込んで、タンクの下側へクーラントを戻すようにするわけです。途中に逆止弁を入れるとか、このサーモからのホース自体をクランプしてしまう、という方法もあるようですが、そもそもはエアの逆流を防ぎたいわけなので、この方法にしました。(この方法であれば、システムへの大きな変更負荷にはならないはず。)

さて、お次はエバンスを全部抜きます。抜くついでに再度クリーニングをすることにしました。

Ferrari 308 ラジエータフラッシュ

どうせなら、効果の高そうなワコーズ。クーラント容量は18リットルもあるので、2本必要です。

エバンス全部抜いて、水に入れ替え、ラジエータフラッシュを入れてエンジン回します。

サーモ開くまで回している時に、あることに気が付きました。
ヒーターホースが熱くならない。要はそこに水が回っていないという事。エアポケットがあるという事です。

確かに、ヒーターホースは長く、エンジンからガソリンタンクの上部を通り、そこからドアの下をとって、さらにまた上に上がって・・・という経路をたどります。さらにヒータコアまである。どうも単純に水を入れただけではエアポケットを避けることはできないようです。

なので、強制的に水を送り込むことにしました。

Ferrari 308 ヒーターホースへクーラントを回す

拡張タンクのキャップを締めて、この部分をクランプします。これで、ラジエータ側からの流れを遮断します。今回、ドレインバルブを付けたので、それを開けます。タンクのキャップが閉まっているので、水はそう流れ出てきません。

Ferrari 308 ヒーターホースへクーラントを回す

ヒータコアは2つあるので、1本ずつ疎通させます。なので、片側をこのようにクランプ。
この状態で、拡張タンクから水を送り込むかエアを送り込むかで強制的にヒーターホースに水を送り込むわけです。(実際には十分にタンクに水を入れて、ラジエータリークテスタでエアを送り込みました。)「ドボっ」と言う音がして流れ出し始めます。明らかにエアポケットがあったという事ですね。

今回ヒーターホースを完全に交換したからなのでしょうね。普通はこの部分にもクーラントが残っていると思います。少なくとも、ガソリンタンクからフロントまでは下側にホースは垂れさがっていますから、ここの水を抜くのは逆に難しいです。キャップからコンプレッサーエアーを吹き込んでも、通常はラジエータ側に回ってしまうと思われるからです。(こちらの管の太さの方が圧倒的に太いので)

さて、いろいろやってわかったことをまとめておきます。
308のクーラント配管は長いので、拡張タンクから圧縮空気を送り込んでも、全部水は抜けないことがやっとわかりました。上で書いたように、ヒーターホースの水は上記の方法やらないと抜けません。そして、一番抜けないのが、サーモスタットからラジエータまでのパイプです。そもそもサーモスタットがあるので、圧縮空気がここに入りません。ここからの水を抜くには、フロントのバッテリーの後ろのホースを抜かないと無理です。(あるいは、サーモスタット側のホースを外し、そこから圧縮空気で押し出す方法。)つまり、エバンス施工しましたが、水の混入率が高かった原因がまさにこの2点です。このことは、クーラントパイプを洗浄する場合にも関係します。要は(工夫しないと)水が抜けない部分があるという事です。

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